ダ・ボッチャーノ

こんにちは。
総料理長の有光です。

今日は久しぶりにイタリアの修行時代の事を書いてみます。

ナポリのピッツェリアで働いていた私は毎日毎日のピザの賄いに飽き飽きしていました。
昼も夜も賄いはピッツァ、仕事もピッツァ作り…

たまには違う物が食べたくなりますよね。

名前がなかなか思い出せませんが、僕が働いていた店の近くに小さなトラットリアがありました。

イタリアの昔ながらというか、旦那さんがサービス担当、奥さんが料理担当です。

そこで10ユーロという高額のパスタを発見！
現地ではウチの倍位のサイズのマルゲリータが3.5ユーロなのでマルゲリータ3枚分の値段です。

ウサギを使ったブカティーニの煮込みパスタ。
シチリアの伝統的な料理でもあり、イタリアやヨーロッパではウサギを食べる事はさほど珍しくはありません。

あまりお金の無い修行時代。
悩みに悩んで、パスタと3ユーロ位の白ワインを頼みました。

程なくして運ばれたパスタのなんとも言えない美味しさ。
鶏肉のササミの様にサッパリしたお肉に甘いトマトのソースがまとわり、バジルの爽やかさが味を引き締める。
そんな料理でした。

最近は忙しくてなかなかイタリアにも行けてませんが、また行く機会があったら、久しぶりにあのパスタを食べたいですね。

そしたら、必ず店の名前も書きますね。
ナポリにある店でもなかなかのおすすめのトラットリアなんで。

どうしても気になる方は店で私に声をかけてください。
行く道だけはしっかり覚えてますから。

それでは〜